B.I.G. JOE (ビッグ・ジョー)札幌出身EMCEE: 90年代初期のHIP HOPカルチャーに強い影響を受け、その後自らマイクを握り未開拓な北海道のパイオニアEMCEEとしてライヴ攻勢でその名を知らしめていく。’05年の問題作、1stソロアルバム『THE LOST DOPE』、メッセージ性のあるウィットに富んだ詩、ヴァリエーション豊かなフロウとライヴは官能的で、時に哀愁のあるその歌声は、聴く者の心の芯をとらえ今も人々に生きる希望を与え続けている。’08年、日本を代表する気鋭プロデューサー達の強力なバックアップを受けてオーストラリアの刑務所から発表されたセカンド・ソロアルバム『COME CLEAN』は、不変の輝きを放ち続け現在も多くのヘッズを唸らせている。さらに帰国後に制作されたサード・アルバム『RIZE AGAIN』は表情豊かな英語と日本語を巧みに使い、中でも「WAR IS OVER」という曲は言葉を超えて聴者の心を掴み、彼の知名度を一気に全国区へ押し上げた。MIC JACK PRODUCTION名義で2011年に発表されたアルバム「M.I.C」も記憶に新しいが、同年に出版された自身のオーストラリア刑務所の経験を綴った著書「監獄ラッパー」も音楽を超えて多くの人々に大絶賛されている。2012年は多くのアーティストから客演依頼が絶えず、HIPHOPだけにとどまらないオルタナティヴな活動は、B.I.G.JOEというアーティストをさらに進化(深化)させている。 そして2012年自身の名義では1年半ぶり「TEARS」を含むシングルEPをリリースし、今最も次のアルバムが渇望されているEMCEEである。
- 2012-5-29 » ARTIST